「腰をひねると痛い…これってヘルニア?」
腰をひねった時に痛みが出ると、
「椎間板ヘルニアかもしれない」
「神経が圧迫されているのでは?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
実際に腰をひねった時の痛みには、
- 筋肉の緊張
- 関節の炎症
- 椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛
など様々な原因があります。
今回は腰痛の原因や、ヘルニアの評価に使われる検査方法について解説します。
腰をひねると痛い主な原因
① 筋肉や筋膜の硬さ
長時間のデスクワークや姿勢不良によって、
- 腸腰筋
- 腰方形筋
- 多裂筋
などが硬くなり、ひねる動作で痛みが出ることがあります。
② 椎間関節障害
腰の骨同士をつなぐ関節を「椎間関節」と呼びます。
腰を反らしながらひねった時に痛みが出る場合は、椎間関節に負担がかかっている可能性があります。
③ 椎間板ヘルニア
背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫する状態です。
こんな症状がある場合は注意
- お尻から足にかけての痛み
- 足のしびれ
- 咳やくしゃみで悪化する
- 前かがみで痛みが強くなる
腰だけではなく足に症状が出ることが特徴です。
ヘルニアの代表的な検査方法
SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)
ヘルニアを疑う際によく行われる検査です。
やり方
① 仰向けに寝る
② 膝を伸ばしたまま足を持ち上げる
③ 30~70度付近でお尻から足にかけて痛みやしびれが出るか確認
陽性の場合
坐骨神経が刺激され、
腰椎椎間板ヘルニアの可能性が考えられます。
クロスSLRテスト
症状がない側の足を上げた際に、
痛い側のお尻や脚に症状が出るテストです。
ヘルニアの可能性が高い場合にみられます。
ケンプテストとは?
整体院や整形外科でも行われることがある検査です。
やり方
- 立った状態で行う
- 腰を後ろへ反らす
- 痛い側へ身体をひねる
- 少し横へ倒す
この動作で痛みやしびれが出るか確認します。
ケンプテストで分かること
陽性の場合
以下の可能性があります。
- 椎間板ヘルニア
- 椎間関節障害
- 脊柱管狭窄症
- 神経根の圧迫
特に、
腰を反らしてひねった時に
- 腰が痛い
- お尻が痛い
- 足にしびれが出る
場合は神経への刺激が考えられます。
ケンプテストの注意点
ケンプテストが陽性だからといって、
必ずヘルニアとは限りません。
筋肉の緊張や関節の炎症でも陽性になることがあります。
また、自己判断は危険なため、強い痛みやしびれがある場合は医療機関で検査を受けましょう。
整体で考える腰痛の本当の原因
ヘルニアと診断された方でも、
実際には
- 股関節の硬さ
- 背中の可動性低下
- 骨盤の歪み
- 腸腰筋の緊張
が関係していることが少なくありません。
画像上ヘルニアが見つかっても、必ずしもそれが痛みの原因とは限らないためです。
そのため当院では、
腰だけを見るのではなく、
全身の動きや姿勢を評価しながら施術を行っています。
腰痛予防におすすめのストレッチ
腸腰筋ストレッチ
やり方
① 片膝立ちになる
② 骨盤を前へ押し出す
③ 股関節前面が伸びる位置で20~30秒保持
左右2~3セット行います。
こんな症状は早めに受診を
次のような症状がある場合は整体だけでなく整形外科の受診もおすすめします。
- 足の力が入りにくい
- 歩行が困難
- 排尿・排便障害
- 強いしびれ
- 安静にしていても痛い
これらは神経症状が進行している可能性があります。
まとめ
腰をひねると痛い原因には、
- 筋肉の緊張
- 椎間関節障害
- 椎間板ヘルニア
- 神経の圧迫
などがあります。
ヘルニアの評価では、
- SLRテスト
- クロスSLRテスト
- ケンプテスト
が参考になります。
しかし、検査だけで原因を断定することはできません。
腰痛を根本から改善するためには、腰だけでなく股関節や背中の動きも含めて身体全体を評価することが大切です。
